筋トレと有酸素運動どちらを先にやるべきか?
筋トレと有酸素運動はどちらを先にやるべきか?
気になる所です。
ジムに行くと、大量にあるマシーン。
痩せたいし、筋肉も付けたい!
だから、有酸素運動も筋トレもどっちもやりたいけど、
「どっちからやるのが効率がいいの?」
という疑問点が出てくると思います。
実は、有酸素運動と筋トレはこの順番でやると
より効果が得られやすいという順番があります。
今回は、その順番と科学的な理由を詳しく説明していこうと思います。
ジョギングで消費したカロリーというのは、
全部身体に元からある脂肪からエネルギーを消費するわけではありません。
脂肪と糖が5:5ずつくらいカロリーとして燃焼されているので、
実際は、体脂肪から消費したエネルギーというのは
そこから更に少ないものになってしまうんです。
ちなみに、この脂肪と糖が5:5でエネルギーが使われているというのは、
普段の生活でも同じです。
もちろんジョギングをしている時のカロリー自体が、
普段の生活よりも高いエネルギーを使うので、
同じ5:5でもジョギングをしている時の方が糖も脂肪も消費しているということにはなります。
筋トレでは体脂肪はほとんど燃えていません。
着目するのは、筋トレを行ったことに
よる刺激がもたらす身体の代謝の変化です。
筋トレは、筋肉が沢山ついてからでないと、
代謝は上がらないと考えている方も多いかもいしれませんが、
実は筋トレを行った直後、筋肉がついた、つかない関係なしにすぐに代謝は上がります。
アメリカの研究チームの発表では、
筋トレ後の代謝が高まっている状態というのは、
48時間続くという報告も出ています。
つまり、筋トレの次の日、家でゴロゴロしようが
買い物に出かけようが、筋トレを前日にしていない時よりも
カロリーを燃焼するゴロ寝や買い物ができるということです。
しかも、筋トレ後は代謝が高い状態が続く上に、
その代謝の中での脂肪の使われる率も高くなるということがわかっています。
先ほど脂肪と糖がエネルギーとして使われる割合は5:5だということを書きましたが、
それが筋トレ後だと、
脂肪:糖分=4:6あるいは7:3
と明らかに脂肪が使われる
割合が増えるということがわかっているようです。
では最後に、
なぜ筋トレの後に有酸素運動を行った方が良いと言われるのか?
について説明します。
体脂肪は筋トレによって「分解」されただけでは
「燃焼」して消費したことにはなりません。
分解された脂肪は血液中を駆け巡り、
エネルギーとして使われるようにスタンバイされている状態になっています。
分解された脂肪が、身体のエネルギー源として使える形に変えられているのです。
そこで、有酸素運動です。
酸素を使う、有酸素運動をすることによって、
血液中の脂肪を身体はエネルギーとして消費してくれるのです。
有酸素運動をするだけでなく
筋トレをすれば引き締まった身体を作ることが出来ます。
締めに有酸素運動で酸素を使う。
すると、血中に分解された脂肪を身体がエネルギ−にして燃焼してくれる。
結果、効率良く「体脂肪」が燃焼し、ダイエットにもつながっていくのです。
なおかつ次の休日もエネルギーの代謝が高い状態を保つことができるので、
身体を脂肪燃焼モードのまま継続できるんです。一石二鳥ですね!
まとめ
是非、この
「筋トレ」→「有酸素運動」の流れを意識して
トレーニングに励んでみてくださいね!