COLUMNS カラダコラム

カーボロードってなに?サッカー、バスケ、陸上etc…アスリートの食事を覗いてみよう

みなさんはマラソン大会等に参加したことはあるでしょうか。
 
知人から聞いた話ですが、
大きなマラソン大会がある前日はなんと!
会場近くのパスタ料理店は満席になるそうです。
 

実はカーボパーティーなるものが開かれており、
仲間と健闘を祈りながらパスタをたくさん食べるらしいんです。
 

「なんでそんなことするの?」
「太らないの?」
 

実はこのカーボロードと言われる食事法、

マラソン選手だけでなく、サッカー選手など、
長時間激しい運動を行うアスリートが取り入れている調整方法なんです。
 
今回はそんなカーボロードについてご紹介します。
 

 

1.そもそもカーボロードってなに?

 
カーボロードとは、試合の1週間ほど前から、
トレーニングの強度や、食事でのタンパク質、脂質、炭水化物の摂り方を工夫し、
筋肉内にグリコーゲン、つまり、筋肉を動かすエネルギー源を溜め込むことをいいます。
 
マラソンをはじめとした

長距離を走る陸上選手やサッカー選手等にオススメな調整方法です。
 

 

2.なんでそんなことするの?

 
競技時間が長いスポーツでは、
筋肉内のグリコーゲン濃度が成績を左右するといわれています。
 
マラソンだと、
走る前の筋肉内グリコーゲンレベルによっては、
後半の速度低下が少なくなるという実験データもあるそうです。
 

ただし競技によって消費カロリーが違うため、
調整が必要です。
 
場合によっては無駄な脂肪がつき、
かえってパフォーマンスを落とすことに繋がるので注意が必要です。
 

 

3.具体的にどうするの?

 
では、具体的にはどうすればよいか。
 
試合1週間前からのカーボロードの仕方をご紹介します。
 

3−1.初日から4日前まで

炭水化物の摂取を抑え、
高タンパク、高脂質の食事をしながらトレーニングの強度をやや強めにし、
エネルギーを消費していきます。
 
こうすることで体内のグリコーゲンを枯渇させ、
カラダがグリコーゲンを欲している状態にします。
 

3−2.試合3日前から

高炭水化物な食事にし、
トレーニング量を落としていくことで体内にグリコーゲンを溜め込んでいきます。
 

冒頭でお話したカーボパーティーは、これが目的だったのです。
ただおいしいからじゃないんですね笑
 

4.まとめ

 
サッカー選手の奥様のブログ等をみていると、
カーボロードを取り入れているであろう食事メニューをよく見ます。
 
こういった方の多くは資格をとれるほど勉強しており、
また、体重等も管理しながら改善しようと工夫しているので、
参考にするには非常にオススメです。
 
上手に取り入れることでパフォーマンスの向上に繋がりますので、
選手はもちろん、部活動の顧問の先生や選手の親御さん
参考にしてみてはいかがでしょうか。