トレーニングを効果的にするために!サプリメントの正しい知識をトレーナーが解説
「1人暮らしなんだけど忙しくて…」
先日食事指導をさせて頂いたお客様で
こういったお悩みの方がいらっしゃいました。
実は意外と多いんじゃないでしょうか…
お食事は楽しいですし、できれば食事の中で必要な栄養を補いたいです。
しかし、私自身、忙しかったり、料理が苦手だったりで
どうしても不足する栄養がでてきてしまいます。
そこで今回は栄養摂取を助けてくれるサプリメントについてご紹介します。
正しい知識をもって効果的にサプリメントを活用しましょう。
サプリメント…栄養補助食品
そうなんです。
あくまで『補助』なんです。
何らかの理由で通常の食事では摂取しきれなかった
栄養素の不足分を補うためのもの。
つまり、できる限り食事で栄養は摂取したいのです。
足りない栄養素についてはサプリメントで補っていく、
という使い方をするようにしましょう。
トレーニングの効果は、
・適度なトレーニング
・適切な栄養の摂取
・適度な休養
により向上します。
サプリメントは、これらを補助し、より効果的にしてくれます。
ただし、サプリメントを摂取する際は、
自身の体調やトレーニング状況に配慮し、
サプリメントの種類の選択、有効に摂取できるタイミングであるか等を
考えた上で摂取することをオススメします。
また、摂取する成分が
科学的に認められているものかどうかを確認すること、
大会等に参加する場合は
禁止物質が含まれていないか確認する必要があるので注意しましょう。
①エネルギー補給
運動時には必要な糖質の量が増えます。
必要量の糖質が摂取できない場合、
エネルギー密度の高い液体流動食のようなサプリメントが使われます。
目安:持久運動時に血糖維持のために1時間あたり30~60g必要に応じて摂取。
②タンパク質
トレーニング時には粉末状の
プロテインがよく利用されています。
アスリートのタンパク質の必要量は
一般の人よりやや多めですが、
摂れば摂るほどよいという訳でもありません。
目安:1日に体重1kgにつき2gまで
③ビタミンB群
糖質、脂質からエネルギーを生成する働きに関わるため、
不足していると運動パフォーマンスは低下します。
食事から必要量が摂取しにくい場合が多く、
サプリメントを利用する人も多いです。
ただし、必要量異常摂取しても
エネルギー生成能力は高まることはありません。
④鉄分
陸上の長距離選手や減量で食事制限をしている人は
運動中の貧血等がおきる危険性が高まります。
鉄分は食事から摂取しづらいため、
サプリメントを利用する人も多いです。
ただし、過剰摂取には注意しましょう。
⑤カルシウム
日本人は乳製品の摂取が比較的少なく、
カルシウムが不足しがちです。
牛乳や小魚が摂取できない人は
カルシウムサプリメントを利用する場合もあるようです。
主に利用されるサプリメントはこのあたりでしょうか。
何度も繰り返しになりますが、
サプリメントはあくまで補助であり、
可能であれば食事で栄養を補いたいです。
サプリメントは、用法・用量を守り、
正しく使うことで、上手に活用しましょう。
サプリメントの摂取が有効なことが多いケース
①海外出張等で食事が偏る場合
②減量で食事制限をしている場合
③食欲不振
④増量期や合宿等で食事量を増やす必要があり、栄養が偏る場合