冬に最適!筋肥大に効果的な食事について
体を大きくするにはトレーニングや
食事の他に速筋繊維の比率も大切です。
速筋繊維、遅筋繊維の割合は多少の変化はあるものの、
先天的にある程度決まっています。
速筋繊維とは、
大きな力を発揮する際に適した筋肉であり、
持久力はあまりありません。
一方で遅筋繊維は持久力はありますが、
大きな力は発揮できないことが特徴です。
筋肥大を引き起こすために
筋肉へのダメージが大きいトレーニングをすることは大切ではありますが、
白身魚を食事に取り入れることで、速筋繊維を増やし、
より筋肥大を効率よく起こすことができることがわかってきました。
65歳以上を対象に3カ月白身魚を食べ続けるという研究をした結果、
約8割もの人がトレーニングをせずに筋肉が増え、
週2回以上のトレーニングをしてる人はほぼ全員増加がみられました。
トレーニングをしていない場合
30代、40代以降は平均0.22kg、
50代以降は平均0.45kg年間に筋肉が減少していきます。
しかし、この研究結果ではその流れに逆らっていることから、
高齢者など、もともとの筋力が無い人はトレーニングせずに
筋力アップする可能性が高いとともに、速筋繊維を増やし、
より筋肥大しやすく力強い体なると言えます。
筋力アップや筋肥大を高める要素として、
1.運動
2.栄養
3.休養
この3つが柱になります。
その中でも、運動の効果を高める栄養源について、
白身魚の定期的な摂取が速筋繊維を増やし、
筋肥大に効果的であることがわかりました。
食事に白身魚を取り入れる場合、
1日10gから15gの白身魚を食べると良いと言われています。
量としては1切れ食べれば十分な量です。
一度にたくさんの量を食べるのではなく、
継続していくことが大切になってきます。
取り入れる時間やタイミングは問わず、
朝昼晩好きなタイミングで食べることで
速筋繊維を増加させることができます。
また、タラは速筋繊維を増やす効果があることに加えて、
高タンパク、低脂質の非常に優秀な食材です。
トレーニングによって筋肥大や筋力の向上という
恩恵を受けたい方だけでなく、日常生活をもう少し楽にしたい、
ダイエットしたい方にも是非取り入れてほしいと考えています。
海外のボディビルダーやフィジーカーは
昔から白身魚を主なタンパク源として取り入れている人が非常に多く、
経験則で筋肥大に有効であると感じ取っていたのでしょう。
高タンパク、低脂質というだけでも優秀ですが、
そこに速筋繊維も増やす効果があれば摂らない手はありません。
これから寒い季節が続きますので、
鍋のメイン食材としてタラを採用するのがオススメです。